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『三食ごはん』⇔『本当に良い時代』 イ・ソジンの毒舌が痛快





 韓国バラエティ『三食ごはん』は、9シリーズあって、在宅時間が多かったコロナのときに、6シリーズは見た。先日、子供の結婚式があり、結婚式のあと、他の家族を待っているときに、テレビの話になった。お相手のお母様もお姉様も、そして、自分の義妹も、そこにいた人全員が『三食ごはん』シリーズを見ていることがわかって、結婚式のことを忘れたかのように、『三食ごはん』の話になって、急激に親近感が増した。義妹はイ・ソジンが好きで、お母様はオク・テギョンが、お姉様は他のドラマの人が好きで、わたしはエリックが好きで、どの『三食ごはん』が好きかは別れたが。とにかく、人をぎりぎりで傷つけないイ・ソジンの毒舌はすごいな、と意見が一致。あと、シリーズ最後に出ていたイ・ソジンは年をとり、お疲れ気味だった、と。


 最近、『三食ごはん』第1シリーズのゲストが『本当に良い時代』というドラマに出てくる人達だと知って、知ったときにはもう20話くらいまで放映されていて、20話くらいから、見始めた。驚いたのは、イ・ソジンが三食ごはんのときと話し方やキャラクター、雰囲気が同じだったことだ。俳優でも、こんな感じなのか。


 すごい古めかしい作りのドラマで、奇天烈な設定で、悪い社長の話が古くさく、おもしろさが感じられず、見るのをやめていたが、しばらくたって見たら、不快な社長問題は解決していたようで、面白くなっていた。


 家族がテーマで、問題だらけの家族が一つの家に住んでいる。この世に存在する問題を、制作者が手を尽くして集めてドラマを作った家族という感じ。家は広くて、玄関を入るとそこそこなスペースの土間があり、小部屋がおおく、どの部屋も、なぜか、ぴかぴかの真新しい家具が複数並んでいる。生活感がまるでない部屋で、どの人も薄めでカラフルな布団で寝ている。わざとらしく洗濯物を干すシーンもあるが、洗濯物が少ない。みんな声がどでかいため、どこで話していても、他の部屋にいる人には話が筒抜けになる、という設定。


 過去の事故で歩けなくなったおじいさん、
失踪しているが帰ってきた、浮気性で自分勝手な父親、
家政婦などをして子供を育ててきた母親(ユン・ヨジョン←『ユン食堂』などを見て聡明な女性だなと憧れた。ドラマでは愛情深いものの融通の利かない苦労性の母親、という設定)、
父親の愛人(が、なぜだか、同居)、
父親の兄が二人、


 長男のドンタク(芸能界でMCなどをしているが、頼りがいがなく、しっかりしていない、かつて、冬ソナに出ていた人)・ドンソク(家族に失望し?家を出て検事になる、一人だけスーツを着ている)、双子のドンタク(事故の後遺症で知的障害がある妹)、末っ子のドンヒ(問題児、乱暴。双子の子供がいて、母親は失踪ししてしまい、兄だと嘘をついている)。


 そこに、過去の隠された事件、過去に関わってきた人達などとの真実が明るみになり、「でも、家族なんだから、大事!」という思いが根底に流れている、というドラマ。ドラマとしては、うーーーーーーん……、なのだが、長々と書いてしまうような、珍しさなのだ。



 その家族の人達が、三食ハウスにゲストでやってきて、かまどの火をおこしたり、タカキビを収穫したり、ものすごく食べたりする。イ・ソジンとの関係性が極端に違っていて、人により態度が180度変わるイ・ソジンを見るのもおもしろい。


 ああ、昔は思っていた。田舎に住みたい。そう思っていたことを思い出した。韓国のチョンソンで生活してみたい、と思う。気がついてみると、自分は駅まで6分、スーパーまで3分、職場まで20分の、街に住んでいて、もう不便なところには住めない。

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